秘密 himitsu 真実 shinjitsu

少し遅れて着いたら、彼はシートを少し倒して寝てたみたいだった。
お顔もやっぱりちょっと疲れてる・・・ムリして来てくれたのかなぁ、ごめんね。
だけどほんとに会いたかったのだもの。

お顔を見たら、無性にキスして欲しくなった。
後部座席に移動したら、その太い首にしがみついてキスをねだる。
初めは意地悪く逃げて、自由にさせてはくれなかったのだけど、
ようやくそのくちびるを捕まえたら、あとはたっぷり味わわせてくれた。
してもらうだけじゃない、二人でいっしょに味わうキスを教えてくれたのは彼だもの。
うれしくて、幸せで、それだけで涙が溢れそうになる。
気が遠くなるまで、彼の舌を貪った。

この前、あまり痕が残らなかったことを、楓が残念そうに言ってしまったからかな、
左の胸には丹念に歯を立てて、痕をつけてくれた。

これも日記には書きそびれていたことだけど、前回、彼に会った数日後、
右の乳首のピアスの痕から膿が吹き出した、という事件？があった。
もう外してから1年近くなるのに、今頃になって化膿するなんてと驚いたのだけど、
考えたら以前よりずっと乳首を虐められることが多かったのだから、
ホールだって落ち着くヒマはなかったのかもしれない。
すぐに消毒をして化膿止めをつけ、事なきを得たのだけれど、
彼もそれを気にしてくれていたのか、右の乳首には優しくしてくれた（笑）

その分、左の乳房に与えられた痛みは格別で、3日はそれを味わうことができた。
痛みは引いたけれど、今もくっきりと痕は残ってる。

お喉もたくさん使ってもらえた。
少し間が開くとすぐコツを忘れてしまって、初めはうまくできなかったけど、次第に馴染んでくる。
ちゃんと楓の欲しかったもので喉を潤してくれたこともうれしかった。
やっぱり彼にも気持ちよくなってもらいたいもの、そうしてもらえるとほっとする。

横になれないから、座ったままで後ろから肩と背中のマッサージをお礼に少ししてあげた。
リンパの流れで腋の下に手を入れたら、くすぐったがる弱点を発見して攻撃（笑）
ちょっと強行したらマジで反撃してくるんだもの、カワイイｗ
本気出さなくたって、彼に勝てないことくらいわかってるのにね。

翌朝も早いんだ、と言って帰っていく彼に手を振る。
きっとまたしばらく忙しいから、会えないから、少しの時間だけど来てくれたんだね。
このところメールの返信もなかなかもらえないけど、寂しくなんて思わないよ。
楓は勝手に送るけど、お返事なんて気にしなくていいの。
また時間ができたら、きっと会いに来てくれる、ってわかっているから。
寒い早朝、風邪を引かないで、と願ってる。

ほんとはもっとワガママ言いたかった。
だけど本当に忙しそうで、疲れているようだったから、ガマンしようと思ってた。
だって、そうすることには慣れているんだもの。
メールも彼からのお返事がなければむやみには送らないようにしている。
きっと一息ついたときに思い出してくれたんだろうな、と思うような短いメールが届けば、
それだけで安心できたし、それにお返事をしてリターンがなくても気にしないでいられる。
楓もオトナになったものだ（笑）

だけどここ数日、朝方になると彼の夢を見て、どうしても欲しくて仕方なくなった。
目が覚めてしまって、久しぶりに自分で弄ってみる。
しばらくそんなことをしていなかったけれども、それなりに気持ちよくはなれる。

彼に初めて会った日、簾で仕切られた居酒屋でこっそり胸元に手を入れられて、
乳房につけられたのが、この業務用のクリップだった。
いつも忍ばせてあるバッグからふたつ取り出し、両乳首につけて、また弄る。

居酒屋を出て少し歩き、がらんとした公園の真ん中で抱きしめられて、いかされた。
人通りの少ない時間にはなっていたけど、人目につかないところ、じゃなかった。
彼は飲んでいなくて、酔っていたのは楓だけだったのに、どうしてあんな場所だったんだろう。

初めて少し遠出をした日、待ち合わせた街道沿いのファミレスの駐車場では、
助手席に乗り込むなり、楓の顔を引き寄せてキスをした。
昼日中、近所で待ち合わせたことだけでもドキドキだった楓には衝撃だった。

そうだ、初めからそうだった。
この1年の間に、彼が楓に与えてくれたドキドキは、数え切れない。
そんなことを思い出しているうちに、たまらなく会いたくなった。
クリップをつけても、自分の手ではいけなくなっている。
ずっと頭から離れなくなって、我慢できずにメールしてしまった。

　やっぱりダメなんだもの。　○○さんがいいの。

きっと忙しい彼は夜までスルーだろうと思っていたのだけど、夕方お返事をもらえた。

　いつものところで、おなかのチェックでもするかぁー？

うふふ、もちろん（*^_^*）

それからもうひとつの大きなイベントが、一年前から必ず出席させていただこうと思っていた
「裏葉月」さんの10周年記念パーティへの参加。
諸事情により遅刻参加となってしまい、前回のようなお手伝いもできなかったのだけど、
とても華やかで賑やかで、本当に楽しい時間を過ごさせていただいた。
（詳しいレポート記事はこちらからｗ）

遅くなりましたが、葉月さん、蔵人さん、たくさんのご参加の皆さま、ありがとうございました。
遅れてしまった上に図々しくお土産までいただいてしまってすみません＾＾；

実はちょうど1年前の9周年に参加させていただいた頃が、楓の転機だった。
その少し前から模索してはいたのだけれど、あの時、楽しんでいる皆さまを見ていて、
そしてお忙しい葉月さんと少しだけお話しできて、背中を押していただいたのだ。
そのすぐあとに降臨した女神様（笑）によって、新しい世界に踏み出すことになったのは、
けっして偶然ではないように思っている。

だから今年はきっと参加させていただいて、この1年後の姿をご報告したいと思っていた。
遅れての参加となったが、まだ3回目とはいえ強烈な印象の皆さまを忘れるわけもなく、
勝手に懐かしがりながら、楽しい時間を過ごさせていただいた。
ずっとお会いしてみたいと思っていた方にもお目にかかれて心が踊り、
初めてお話させていただいた方とも親しくお話させていただいて、本当に楽しかった。
葉月さんの想いの詰まったPVに感動し、カラダを張った商品紹介スライドに目を見張り、
周りの方々につられて透け透けランジェリー獲得に手を挙げたりもしたｗ

そして遅れたおかげか、華々しくも舞台で自己紹介の時間をいただいてしまった。
ライトまで当てていただいたので舞い上がってしまったけれど、ご報告できてよかった。
一年前とは違うカタチで日々を過ごさせていただいていること、そして今がとても幸せです・・・
拍手とヒューヒューの嵐の中で、そんなことを口走っている自分が不思議だったけど、
やっと正直になれた気がしてうれしかった。

本当はね、「外注さん」はどう思っているかわからない。
だけど楓は今の自分が好き。
そして来年もまた、あの素敵な方々の中に笑って居ることができたらいいな、と思ってる。

前で束ねられた両手から首へと巻かれた縄を目にしたとき、
初めて、彼への服従を求められた気がした。
ううん、服従したいと、初めて「ちゃんと」思ったのかもしれない。
指先を合わせ、祈るようにして、彼のペニスをしゃぶる。
髪を掴まれて乱暴に動かされたかもしれない。
そのままあの赤い鞭で打たれたかもしれない。

左右の膝を折り曲げて縛られ、その両脚を開かれて、掻き回されたのだろう。
胸元を乱暴に引き上げられながら、突き上げてもらったような気もする。
それとも後ろ向きにされて、胸から背中に回された縄を掴まれて犯してもらったのだったかも。
途中、掴みにくかったのか、それとも楓が痛いとでも言ったからなのか、
いちど縄を解き、今度は背中で腕を重ねるようにして縛りなおされ、また突き上げられる。

彼はいつも、縄は上手ではないと言うけれど、そんなことはどうでもよかった。
手早く楓の自由を奪っていく、力強い彼の腕・・・
ただ拘束するだけのための、ただ扱いやすくするためだけの、道具としての縄。
無造作にされ、その縄が食い込むほどに、楓の頭の芯は痺れていった。

縛られたままで犯されたいの・・・
これも、楓の望んだことのひとつだったのだ。
翌日、彼にもらったメールで、彼がそれを意識してくれていたことに気づく。

ふふ、やっぱり彼は「外注さん」なんだ。

だけど、それだけじゃない。
役割分担こそあれ、お互いがいなきゃなりたたないことで、
一緒に別世界に行かれることが大事なのだと、彼は教えてくれた。

今回は本当に記憶が乏しいけれど、たぶん一緒に行かれた、と思う。
そしてそのあとの、後ろから抱っこで眠る時間はなんて幸せなんだろう。
ありがとう、外注さんｗ

いつもの駐車場には人影がなくて、ウキウキして助手席に乗り込んで、抱きつく。
イジワルだからキスはさせてくれなくて、でも珍しく、すぐしゃぶらせてくれた。
この前のお泊りの余韻が蘇える。
頭の芯が熱くなってくるのがわかって、欲しくなっちゃうのにな、と思う。

すると、察したように彼が言ったのだ。
「今日は何時に帰ればいいんだ？」
ちょっと迷うけど、なんとかならなくもない。
「それじゃホテル行くか」
うれしくて、だって抱いて欲しいんだもの、ヤメトクヨなんて言えない。

彼は遅くに帰ることを勧めてくれたけど、楓はお泊りを選んだ。
朝のことを考えて前回と同じホテル、最後の１室が空いててよかった。
だけど今度は柱がなくて彼はちょっとがっかり。
だからって縛らないわけじゃないけど、でしょ？ｗ

服を剥ぎ取られて、首に縄が巻かれる。
締まらないように固定したその先に、両手を前で縛られて自由は失われる。
ううん、自由など初めから欲しくなどないのだもの。
彼を見上げながら、ただ好きなように弄ばれたいのだから。

彼の差し出したものをひたすらしゃぶる。
なんだか上手くできなくて、叱られながら喉の奥へ、奥へ。
あとはもう、覚えてない。