秘密 himitsu 真実 shinjitsu

以前から気になっていたことですが、楓のラビアは左側だけ大きいのです。
クリピのサーキュラーバーベル（リングの一部が欠けた形）の隙間に、
気がつくと左側のビラビラが挟まっていることがあって、
だんだんその頻度が高くなっているような気がしていました。

このところお手入れもしていなくて、ほとんど目にすることもなかったのですが、
先日、また挟まっていることに気づいて、よく見てみると、あまりにも左右がアンバランスで
その差がひどくなっていると感じました。
小さい方の右側を引っ張ってみても、とても追いつかないくらい、
左側はみっともなく伸びているのです。

このままではもっと挟まりやすくなるでしょうし、ますます左側だけがいびつになりそうで、
急に気になってきてしまいました。
以前、ご主人様にお尋ねしたときは、「別に構わない」と言っていただけたのですが、
あまりにもバランスが悪すぎて、お見せするのも恥ずかしく思えてきたのです。

せめてこれ以上ひどくならないように、挟まらないようなピアスに替えようと思いました。
どうせ買うなら、またサイズアップした方がいいかな、とも思ったので、
今と同じ１０Ｇでいいか、ひとつ上の８Ｇがいいか、
ご主人様にお伺いをたてたのですが、お返事はありません。

こういったことには、たいていご指示をいただけるのですが、
ご関心がないのか、好きな方にしろということなのか、
それともお読みいただけていないのか・・・

それはお忙しいせいなのか、それとも、やはり五月蝿いとお思いだから・・・？

お返事のないことには慣れているつもりですが、
こんなとき、ご主人様への想いが楓の独りよがりであることを実感してしまいます。

いやな考えばかりが頭の中を駆け巡ります。


グルグルするのがわかっていますから、今回は、あまりお返事をお待ちすることなく、
勝手に自分で決めさせていただきました。

先日、乳ピのボールをひとつ、お風呂で流してしまったこともあって、
予備のボールは必ず一緒に買いたいと思っていました。
（小さいサイズのものは、予備を買っておいたので付け替えられました）
でも、問い合わせたところ、（すぐにご回答いただけて助かりました）
そのサイズのネジボールは、単品販売していないとのことでしたので、
今と同じサイズにしておけば、とりあえず困らないだろうと考え、
１０Ｇのストレートバーベルを注文しました。

昨夜、さっそく届いたバーベルに付け替えました。
あらためて見ると、こんなに太いものを通しているのだ、と驚いてしまいます。

新しいバーベルからボールを取り外して消毒し、
久しぶりにクリピを引っ張って、切ない痛みを感じながらサーキュラーバーベルを外しました。
指でクリを引きだして、ぽっかり開いた穴に新しいピアスを差し込みました。
たった今までついていたので、何の問題もなく取り付けることができました。

今までカーブがあった分、少しは中に入ることのできていたクリが、
まっすぐのバーベルで、ちょっとだけ前に引き出される感じがします。
そのわずかな差が、下着との間に今までとは少し違う擦れを生むような気はします。


でもたぶん、何も変わってはいないのです。

きっとご主人様も、ただそっと見ていてくださっているのだと、思います。

乳首に穴をあけたのも、２年前のこの時期でした。

つまらないことをグズグズ言っては泣いてばかりいる楓をご覧になって、
ご主人様は、その不安定な気持ちを落ち着かせてくださるかのように、
自らの乳首に、針を刺すようにお命じになりました。

その前から、乳首のピアスには憧れがありましたけれど、
楓にはとても実行する勇気がありませんでした。
でもその時、楓はそのご命令を待っていたかのように「はい」と答え、
家にあった消毒液と待ち針を手にしたのです。

ご主人様が、普段あまりお使いにならないお電話で声を聞かせてくださって、
震える手で針を刺す楓を支えてくださいました。
かつて体験したことのない痛みと、いくら力を入れても進まない針への苛立ちに、
楓が苦しむ様子を耳にしながら、ご主人様は一緒にその時を過ごしてくださいました。

待ち針の先を通すことはできても、ピアスを通すには小さすぎる穴でした。
布団針を買ってきて、もう一度その痛みに耐え、穴を開けなおし、
さらにピアスを通すのには、気の遠くなる痛みを伴いました。

小心者の楓があんなことをやり遂げられたのは、
おそばに居られなくても、ご主人様がついていてくださるのを確信したからでした。
そうして数日後、今度はご主人様がその手でもう片方の乳首を貫いてくださったのです。


楓はあの時のことを忘れることができません。

もちろんその時にはすでに、ずっとご主人様についていくと決めていましたが、
こんなに楓を理解してくださって、こんな思いを共にしてくださる方から離れることはない、
という気持ちが確かなものになったのは、このときでした。


あの頃と比べると、今は格段にご主人様とお話しする時間が少なくなりました。
でも、今年もやはり無口な時期になってはいますが、気持ちはとても落ち着いています。
以前のように不安になることもなく、お話できないことを悲しんだりもしません。

そしてちゃんとご主人様は、楓が寂しくなる直前のタイミングで話しかけてくださって、
楓をコントロールしてくださっているのです。


ありがとうございます。

ご主人様が、そしてこのピアスが、楓を強くしてくださったのです。

新しいピアスを消毒し、まだぽっかりしたままの穴に挿し込んでみました。

思ったとおり、ボールを取り付けるネジのギザギザは少し痛かったですが、
軟膏なしでも、楽に通すことができました。
ほっとしてボールを取り付け、交換完了。
なんだかあっけないくらい、簡単に終わってしまいました。

ご主人様への報告写真を撮って、どれを送ろうか、などと眺めつつ、
ＰＣに向き直って、メッセでご報告しました。

２つ付けたピアスは、その重みと、長めのバーベルがクリを常に引っ張り出しているため、
敏感な部分がずっと晒されていることになり、下着に当たったままの状態です。
その感覚に慣れてしまうことはなく、楓はこの数日、ずっと感じ続けていました。

朝に晩に、ご主人様へのメッセでも、そのおかげでずっと欲しくてたまらないことを
訴え続けていましたが、ご主人様はやっぱり知らぬ顔です。
きっと笑って見ておられるのだろうと思いますが、どうすることもできません。
楓はただ、感じるクリをさらに引っ張り、バーベルを回したりして拡張を進めていました。


先日、拡張後に付け替えるため、注文していた１０Ｇのサーキュラーバーベルが届いたので、
さっそく付け替えることにしました。
でも、その前につま楊枝も試してみなければいけません。

昨夜、ご主人様へのメッセを立ち上げ、楊枝と１０Ｇを試すことをお知らせして
さっそく新しいピアスと、つま楊枝と、消毒液と軟膏を用意しました。

重ね付けしていた１４Ｇのバーベルをはずし、ぽっかりと開いた穴を確認します。
意外とすぐに埋まったりはせず、穴が拡張されたことを感じます。
急いでつま楊枝を消毒し、軟膏を半分くらいまで塗りつけて、穴を広げて挿し込みました。
尖がった先でクリを刺してしまわないように気をつけながら、
トンネルの向こう側に先が出てきて、第一段階はクリア。
思い出して、携帯で写真を撮りました。

でも、この前もそこまではできたのです。
楊枝の太くなったところからが入っていかないのです。

サーキュラーバーベルを引っ張って、穴を広げながら、楊枝を回していきます。
安物の楊枝ですから、表面がトゲトゲしている気がして、怖いのです。
軟膏を少し足して、ゆっくり回して押し込みます。

クリの表面ではなく、内側から擦られる不思議な感覚・・・
痛いのか、感じているのかわかりませんが、腰が震えてきます。
小さく喘ぎ声が漏れ、気づくと真ん中くらいまで通っていました。
一息ついて、また写真を何枚か撮りました。

ピンク色に色づいて、ぷっくりと膨らんだクリは、我ながらなんだか可愛くて、
指先でそっと触れると、また小さく声が漏れてしまいます。
少しの間、その感覚に酔い、先に進めなければ、と思い直して再開しました。
痛くて、軟膏を足しながら、楊枝を回して通していきながら、
ご主人様は、楽しんでくださるかしら、と思い、途中の写真も撮りました。

痛いのか、気持ちいいのか、よくわからないまま、
ようやく最後まで通すことができました。


楊枝の通り過ぎた穴は、やっぱりすぐには埋まらずに、
何かを欲しがっているように見えました。

以前、ご主人様が楓のクリピで遊んでくださった時、
クリピの穴に楊枝を挿してくださったことがありました。
（そのときの写真はこちらの記事にございます）

お弁当を召し上がった後、付いていた楊枝を面白がって挿してくださったのですが、
その時はまだ１２Ｇにサイズアップする前でしたし、先の方を挿し込んだだけで、
怖がる楓を笑って許してくださいました。

ご主人様が遊んでくださるたびに、容赦なく引っ張ってくださるので、
クリピの穴は自然に拡張し、その頃よりずいぶん広がったような気がします。


----　お前の穴はいつもひっぱってるから、爪楊枝が抜けそうだな