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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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爪痕
翌日からしばらく、彼は少し遠いところに行っていて会えなかった。
仕事柄、そういうことは時々あるけれど、たいてい行く前に痕を残してくれて、
楓はそれを撫でながら彼の帰りを待つ。
それは痣や噛み痕であることが多かったのだけれど、新しいものが加わった。
彼の爪による、長い長い引っ掻き傷だ。

爪で引っ掻くなんて、ヒステリー女の代名詞かと思っていたし、
その痕がまさか自分の背中につけられるなんて、考えもしなかった。
そしてそれがこんなにも、感じるなんてね、、、

彼に入れてもらう時には、たいてい何らかのスパイスが加えられる。
それは、腕を折れんばかりに捻じり上げられることだったり、
乳房や腕、肩、時には背中や脇腹など、いたるところを噛まれることだったり、
短い髪を掴み上げられたり、彼の大きな片手が喉にかかったり。

彼は楓が痛みや苦しみによってより大きな快感を得ることを知っているし、
また彼は彼で、楓の悲鳴を糧にしているのかもしれない。
そのためにいろいろなこと、さまざまな場所を試してくれるのだけれど、
先日は、新たなツボを見出してくれたのだ。
それが楓の背中を上から下まで爪で引っ掻いていくことだった。

それはキィキィ言って引っ掻くようなものではなく、ギリギリと、力の限り、
きちんと3本の傷痕をつけて引き裂いて行くように、
そして背中にストライプができるまで繰り返される。
彼の爪には間違いなく楓の皮膚が残っているだろう。

楓は初めてそうされた時、悲鳴を上げながら、懇願してしまったのだ。
「もっと、、、もっと、して!」

見えなかったけれど、彼はふっと笑ったかもしれない。
一瞬、手を止めた後、さらに指に力をいれて楓の背中を掻きむしり続けた。
終いには背中に隙間がなくなって、わき腹から腰の弛んだ部分にまで及んだ。

その最中にも楓の中で彼はもっと硬くなって、突き上げ続けている。
そして楓が苦しみもがき、いき果てる寸前に彼は囁くのだ。
「ヘンタイ、、、」

2015.04.26(Sun) | next | cm(2) | tb(0) |

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この記事へのコメント
1270. 最後のヒトコトに萌!
ご無沙汰してます。

彼様の最後のヒトコトに萌えました(*^_^*)
ほんと、S男さんってそういうこと耳元で囁くの好きですよね。

正人さんも言いますが、「ええ自覚してますよ、変態ですから。こういうことやってチンポ立ててるこの人は何なんでしょうね?」
と、つい応酬してしまいます(^^ゞ


楓さんところ、仲よしこよしで何よりです(*^^)v
なつこ | 2015.05.17 18:35 | edit
1271. なつこさま!
ご無沙汰いたしておりますぅ!!
いやいや、何せ自分のところすら滅多に覗かなくなっておりまして、
お返事まで遅くなりました<m(__)m>

うふふ、ありがとうございます(^_^)
この年にして、人生で最もハイペースで構っていただいております^^;
なかなかそんな気の利いた応酬ができませんが、まだまだがんばりますよっ♪
また遊びにいらしてくださいませ(*^。^*)


楓 | 2015.05.22 01:58 | edit
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