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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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遅咲きの桜に(1)
去年の夏、わんこのお散歩をした公園は桜の巨木に囲まれていた。
満開になったら見事だろうね、と言っていたのだけど、なかなか行かれないでいるうちに
見ごろは過ぎてしまっていたから、今年はもう諦めていた。

だけど彼は忘れていたわけじゃなかった。
また書くのが少し遅れたけれど、先週、少し遅い桜を見に連れて行ってもらえた。

いや、満開を過ぎていたからよかったのかもしれない。
お花見気分に乗り遅れた感の若者が数人 (もしくはわざと外したのかな?w)
芝生にシートを広げて盛り上がっていたくらいで、そこは静かな公園の夜に戻っていた。

夏のあの日より緊張はしていない。
彼の腕にくっついて歩くことにも少し慣れたし。
たわいのないことだけど、この前のお散歩より話もできて楽しかった。
桜の種類によるのかな、まだまだしっかり花をつけている木も意外に多くて、
暗い中にふんわり明るく咲いている木を探しながら、ときどき写真など撮りながら歩く。

木の下で携帯を手にしているとき、「おしっこ、おしっこ」と彼が言い出した。
楓は笑って足元にしゃがみこみ、ファスナーの間から取り出されたものを咥える。
ちゅうちゅうすると次第に勢いを増して、むせそうになるけれどこぼさないように飲んでいく。
この前よりも塩辛くないことに少しほっとしながら、ごくごく。
まだ飲めるのか、と言われたくらい、量が多かったけど飲みきれてよかった^^;

そのまま口を離さずにぺろぺろしていると、今度は形を変えて大きくなっていく。
すでに喉が開いていたせいか、そのまま容易に喉の奥で受け入れることができたみたい。
舌を使って彼を感じる。

彼にしがみついた手に握ったままだった楓の携帯を、途中で彼が取り上げた。
え? と思ったけど、お口を離すわけにもいかず、そのまましゃぶり続けていると、
何やら携帯を弄っている気配がして、頭の上でパシャッ!
うわぁ、楓の携帯で撮られちゃったよ、こんな姿。
恥ずかしくて、可笑しくて、上を見上げて睨む。

彼に頭を撫でてもらいながらしゃぶるのは幸せな気分だ。
それもこんな広い公園で、風を感じながら。
つい一生懸命になってしまって、奥まで押し込んでしまったのだけど、
たくさん飲んだばかりだったものだから、うぅっと来てしまって慌てて放してしまった。
あん、即座にハイ・オシマイ、みたいに仕舞わなくたっていいのに。

2012.04.23(Mon) | next | cm(0) | tb(0) |

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