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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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暴れてしまったこと (2)
彼が誤解して、もう車で遊んでくれなくなっちゃったらイヤだから書かなかった。
でもこのごろあまりゆっくりお話もできないし、ちゃんと伝えておきたかったから書くことにした。
あんな風にされることがイヤだったのじゃないの。
だけどあの時は、それだけを入れて欲しかったんだもの、どうしても。

そんなのっておかしい?って聞いたら、お友達のM女さんにこんなことを言われた。
「でもさ、そんな風にさせちゃったのは彼じゃん」
ふふ、そうでしょ?ww

お尻でいっちゃったこと、入れてもらえなかったことが悔しくて、イヤで、泣きじゃくる。
でも、そんな楓を見て、彼は満たされたのかもしれなかった。
飲め、と言って、泣いてる楓の頭を股間に持っていくと、そのお口に放ってくれたのだから。

いつもならそれで大人しくなったはずだけど、その時はなぜか治まらなかった。
お口にもらっても、やっぱりまだ悔しい方が勝っていて、彼に攻撃をし続けた。
これまで誰にもしたことがないほど、胸や顔を叩きまくり、泣いて訴えた。

もうやだ・・○○さんのがよかったのに・・・ばか、入れてって言ったのに・・・

入れてくれない彼が悪魔みたいにイジワルく思えて、 ただひたすら彼を叩いて泣き続けた。
そして、彼の顔がうんざりした顔になっていくことに気づかなかった。

あーあ、ほんとに疲れちゃった

そんな彼の一言で我に返るとようやく気づいたの、やりすぎちゃったんだ。
彼の顔は本当に冷たくて、慌てて体を起こすと頭が真っ白になっていく。
そうだ、ほんとに彼は疲れていたんだと思う。
謝ったかどうかも覚えてない。
ただ涙が溢れて、そのまま目を閉じた彼の横顔を眺めていたかもしれない。

少しして彼は、少しここで休んでから帰る、と言って運転席に移ってしまった。
ここでバイバイなんだ・・・そんなこと初めてだった。
一人残された後部座席で呆然としながら服を整える。
気をつけて帰ってね、とだけ小さく声をかけて車から降りて歩きだす。
何も言ってくれない。こちらも見てくれない。涙がまた溢れる。

少し歩いて、ダッシュボードにメガネを忘れてきたことに気づいた。
慌てて戻って、そっとドアを開ければさすがに彼も驚いてチラリと目を開ける。
メガネ忘れちゃった、ごめんね・・・とだけ小さく言ってドアを静かに閉める。

彼は本当に疲れてたんだと思う。
それでも時間を割いて会いに来てくれたんだ、それなのに楓は。
めんどくさくなっちゃったかもしれない。
もう寄り道なんてしてもらえないかもしれない。
涙を拭いて自転車を走らせたつもりだったけど、駅前を過ぎるとまた涙が止まらなくなった。

家に着いて、ごめんなさいと気をつけてのメールを送る。
朝ももう一度、反省文とつけてもらった痕の写真を送ったけどお返事はない。
やっぱり怒ってるんだ・・・めんどくさくなっちゃったんだ・・・

ところが夜遅く、今日はもうメールをもらえないだろうと諦めた頃になって短いメールが届く。
履歴書書くなら趣味は反省か、困ったおねえさんだなー
・・・ふふ、やっぱり彼は優しいよね、笑って抱きしめられた気がした。

そのあとずっと彼は遠征が続いて、帰ってきてからも忙しいらしく、いまだ会えないままだ。
今回のこともちゃんと話せていないのだけれど、なんだか楓は安心してる。
大暴れしてしまったことも、今は良かったような気がしている。
あんな感情をぶつけたのも彼が初めてだけど、それも楓の本当の姿なんだもの。

一人で考えすぎるのはやめよう。
きっと彼は受け止めてくれる。

2012.04.01(Sun) | next | cm(0) | tb(0) |

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