秘密 himitsu 真実 shinjitsu

ダウンの中にはざっくりしたロングカーディガン、その下にはいただきものの白いビスチェ。
セットのタンガっていうのかな、その上に黒のちょっと柄入りタイツを穿いただけ。
楓にしては大冒険の格好だ。
人通りのない道だけど、二人ほどすれ違った。車は何台も通り過ぎていった。
別に見た目でなにも変なところはないはずだけど、なんだか恥ずかしくて顔を伏せて歩く。
少し早く出てしまって、メールの行き違いもあったりしたので、待ち合せ場所の近くをウロウロ。
お客と思ったのか、タクシーが止まりそうになって、顔をそむける。
寒いよりも恥ずかしくて震えちゃう。

ようやく助手席に乗り込むことができて、ほっとする。
ダウンの前をあけても、彼は気づいていないみたいだ。
すごい揺れだったねぇ、と昼間の出来事を話しながらホテルに向かう。
運気が上がるという小さなお土産は、車のダッシュボードに飾らせてもらった。

ホテルにつくなり今日は先にお風呂入るぞーと支度を始めようとしてたけど、
予想外にロングニットにタイツは気に入ってもらえたらしく、すぐに遊んでもらえた。
なかなかいいんじゃないか？と言ってもらえるだけで、楓にはすごい褒め言葉に聞こえる。

そのまま床に転がされたり、写真を撮ってもらったりして、ニットを脱がされる。
中の白いビスチェも、平たい胸とくびれのない胴体にはがっかりだと思っていたのだけど、
意外と好評だったのかな？　やっぱり下は脱がされちゃったけどｗ

結局お風呂は後回しで、すぐにビスチェのまま縛り上げられてしまった。
スリッパや縄で叩かれながら、痛いのに、苦しいのに、うっとりしていく。
両脚を開いて立てひざのまま、お尻を突き出すようにして固定され、その間を撫でられる。

もう、そのあとは何が何だかわからない。
悲鳴と、歓喜と、真っ白なときの繰り返し。
やっぱり、今年も。