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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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喉にもらう
あれからとても穏やかだ。
もっともまだ数日しか経っていないのだけど。
いくつかメールも送ったけれど、昨日はお返事もなく過ぎていった。
忙しいのだと思うと体は心配だけれど、ざわざわしなくなってきた。

ある方に言われて思ったのだけど、彼は楓を素直にさせてくれるみたいだ。
なにかと反発してしまう日常とは違う楓を引きだしてくれるのかな。
命令されているわけでもないのに、いつの間にか従わされてしまうような。
彼のペースは、とても心地よい。

もう意識が薄れていたときだったか、彼の手は楓の喉を締め付けた。
苦しくはなくて、ただ力が抜けていくだけのような気がした。
彼は「いけ」と言ったのかな、「死ね」と言ったのかな、覚えていないけど
その声がとても好きだと思った。

その前か後か、覚えていないのだけれど、楓の左腕は後ろに捻じり上げられて、
肩から折れそうな痛みを加えられていた。
その反り返った左胸を、さらに平手打ちされていたのかな、もうどこが痛いのかわからない。

痛みの中でも、目を開けるといつも楓を見ていてくれて、
その目はとても穏やかだ。
そうして安心してまた目を閉じ、身を任せる。
痛みで気が遠くなって、何か叫びながら、いってしまったのかもしれない。

彼は静かに捻じれた腕を元に戻して、折れそうだった肩をしっかり押さえてくれた。
その手は温かくて、優しくて、不思議に痛みが和らいでいく。
そうして乾ききった喉には、彼の唾液を流しこんで潤してくれた。

ぐったりして彼のおなかに抱きついていると、楓の背中の汗を拭ってくれた。
そうしてもらうのがとても好きで、じっとして拭いてもらっていると、
今度は彼が、自分のズボンをごそごそ。
あ、舐めさせてくれるんだ、と思って見上げる。

彼の取り出したものを、丁寧にしゃぶる。
彼に言われたことを思い出しながら、舌を伸ばして、喉を開いて。

 今日は上手だな

彼にそう言ってもらえるとうれしくて、もっともっと奥へ。
だけど途中で「はい、おしまい」って言われて悲しくなる。
お口から放さず、「ちょうだい」と目で訴える。

 なんだ、出して欲しいのか

目で頷いて、もっと舌を伸ばすと、珍しくそのまま続けさせてくれた。
ちょっと喉の奥からこみあげてきそうになるけど、我慢して、もっと、もっと。

 上手だよ

楓の頭を撫でてくれる。

 出すよ

静かに喉の奥に放たれる感触で、楓の中には白い幸せが広がっていく。
直接喉に入るから味は感じなくて、寂しいからすぐには放さずチュウチュウしたりして。
だけどそんなにゆっくりはさせてくれなくて、しまわれちゃうの。
残っていたマシュマロをまたぐちゃぐちゃにしてから食べさせてくれる。
冷めちゃったコーヒーを飲んで、車を出す。
楓も入れて欲しくなっちゃったけど、そんなことは言い出すこともできなくて。

あれから毎朝、目覚める前に夢を見る。
彼に深く、深く突き上げられて、頭の芯が痺れて目覚める。
だけど、我慢できるよ。
今度はきっと、ゆっくり入れてもらえると信じてるから。

2011.09.23(Fri) | next | cm(0) | tb(0) |

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