秘密 himitsu 真実 shinjitsu

忙しくしている間はいいのです。

何も考える暇のないほうが、楽に過ごすことができます。

ぽっかりあいた時間があると、楓の頭はロクなことを考えないのですから。

考えることをやめてしまいたいのです。

そう、考えるなら、ご主人様のことだけを。



楓は、いつでもご主人様が大好きです、という想いを、

それだけをお伝えできればいいはずですが、

こんな時は、よけいなことばかりメッセにしてしまいます。


ご主人様には関係の無いこと、言っても仕方のないことを、

いつまでもグズグズと言っている奴隷など、うるさいだけの存在です。

ご主人様のお邪魔はしない、と言いながら、やっぱり構って欲しくって。



ご主人様のくださる痛みだけが、楓をここから開放してくれます。

お願いです、ご主人様・・・どうか楓にご命令を。