秘密 himitsu 真実 shinjitsu

だからといって楓は、ひっそりとお待ちする、などということができない性格で、
ご主人様がいつ覗いてくださるかわからないメッセに、存在をアピールするメッセを残します。

きっとそんな奴隷は五月蝿すぎるとお思いになる方も多いことでしょうね＾＾；
でも、ご主人様はそんな楓を自由にさせてくださっているので、
楓はすっかりそれに甘えさせていただいています。

----　勝手に呟いておけ。　目は通しておいてやる。


ご主人様に、楓のことをみんな知っていていただきたくて、楓は何でもお話します。

幸いご主人様の存在が、楓を落ち着かせてくださって、愚痴は少なくなりましたけれど、
出かけたこと、思ったこと、ご主人様を想いながらしてしまったこと・・・
構っていただきたくて、ご命令でもないのに淫らな写真をお送りすることもあります。


でもあまりにも寂しくて、それでも構っていただけず、精神的に不安定になってしまうと、
楓は、自分の立場もわきまえず、悪態をついてしまうことがあります。

楓が勝手にご主人様を好きになり、おそばに置いていただけるだけで幸せなのに、
まるで構ってくださらないご主人様が悪いように、いじけた態度を見せるのです。

ご主人様が、「そんなことを言う奴隷などいらない」と仰っても不思議はありません。
以前は、「それなら奴隷など辞めろ」と言われたこともありました。

でもご主人様は最近、そんな可愛くない奴隷を、さらに放っておくのです。

いくら悪態をついても、いくらいじけていたとしても、
この奴隷がここから離れることはなく、すぐに平伏してお詫びすることを
ご主人様はちゃんとご存知だからなのでしょう。

そうして楓が落ち着いた頃、ようやくお話をしてくださって、
また楓がお詫びをしても、「いつものことだ」と笑ってくださるのです。

何事もなかったように、そのまま楓を受け止めてくださる・・・ご主人様は大きいです。


楓の居る場所はここしかなく、楓をわかってくださる方はご主人様でしかなく、
ご主人様がお捨てになることはあっても、楓が出て行くことはないのです。


ご主人様が大好きすぎて涙がこぼれます。

構っていただけないことが悲しいのではありません。

ただ大好きな想いに、胸が苦しいのです。



大きな声で叫ぶことが出来たら、少しは楽になれるのでしょうか。