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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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お散歩わんこ
恥ずかしくて、楓は努めて普通にしているつもりだったけれど、とても混乱していたらしい。
覚えているうちに書き留めておきたかったのだけど、書いているそばから違うような気がして。
盛り沢山だったしね、順不同で断片的なものになってしまっている。

だいぶ望みが叶っただろう?

帰りに彼は、そんな風なことを言ってニヤリとした。
あれもこれも、楓が望んでいたことをしてくれた、ということなのかな。

テーブルを離れて、駐車場に向かう途中も何人かの人とすれ違った。
少し離れたところだったけれど、首に巻かれた縄はブラウスを着ていても見えていただろうし、
いい歳の女が彼にしがみついて歩く姿は、とても普通ではなかっただろう。

歩きながら、彼は楓のジーンズに手を伸ばしてジッパーを下げた。
えっ?と思いながらもその腕にしがみついたまま歩く。
器用に下着の中に指を滑り込ませて弄られる。

あ、ダメ、そんなことしたら
ダメなんだ
あ、だって、いっちゃう
ふうん、こんなところでいっちゃうのか

あれは広場を横切っている時じゃなかったのかな。
恥ずかしくて、彼の指と声で、いってしまった。


人影のない小道に出ると、彼が首輪の縄を引き下げたので楓は前のめりになった。
何と言われたか覚えていないのだけど、たぶん指示されて躊躇いながらも四つん這いになる。
彼に綱を引かれて、ほんの数歩だけれど、お散歩わんこになった。

戸外でそんな格好をするなんて思わなかった。
首輪に憧れたこともあったけれど、犬用の首輪ですらない、無造作に括られた縄で引かれる。
そんなことに、ひどくドキドキしていた。

そんなことを、「したいことリスト」にあげたことがあったかしら。
どうして彼は、そうしたんだろう。
思いがけないことだったのに、どうして楓はしてしまったんだろう。

車に戻って、縄を解いてもらって服を着た。
今度はもうちょっとちゃんと吊ろうな・・・て、これはまだ練習?

彼はどこまで連れていってくれるんだろう。

2011.08.13(Sat) | next | cm(0) | tb(0) |

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