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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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翌日のカラダを撮って送ると、返ってきたのは「なかなか無残な体で素敵」という感想。

左右の乳房からその下に渡ってつけられた歯形は、1週間近く経ってもまだ残ってる。
何の道具も使わず、その手と口だけで十分とばかりに与え続けてくれた痛みは、
楓の中にいつもの倍は居座っていた。

もうひとつ、狭い車内で両脚を持ち上げられてされたのは、フィスト。
その大きな手を、何度か途中までは入れられたことがあったのだけれど、
いつもどうしても耐えられなくて、最後まで入らなかった。(よく覚えていないけれど)

たくさん泣いた後だったし、もうカラダが諦めたようになっていたせいだろうか、
グイグイ押し込まれていくことに、初めは何をされているのかわからなかったくらいだ。
最後の最後まで来て、されていることに気づいたら痛くなったのかもしれない。
力を抜かなきゃいけない、と思ったけれども、腰が逃げてしまう。
それでも、楓の悲鳴にめげることなく押し込んでくる。

もうムリ、ほんとにムリ、と泣き叫んで、またきっと最後までできなかったと思った。
終わったらとたんに悲しくなって、違う涙がこみ上げた。
ごめんね、ごめんなさい、と謝りながら泣き続ける楓のおなかを、暖かい手でさすってくれる。
うれしさと申し訳なさが混ざって、楓は涙が止まらなくなっていた。

すると、彼は突然、背中を向けて怒ったのだ。
見たことのない背中だった。

なんだかとてもショックで、また涙が溢れた。
彼は少し黙って、それから静かに楓の間違いを諭してくれた。
いつまでも同じところにとどまろうとする楓に、苛立っていたのだと思う。
楓が変わらなければ、先には進めない。

拳はちゃんと入っていたらしい。
よくがんばったね、とさすってくれていたらしい。

「腫れてもガバガバでも痛くても構わない」と言ってのける彼になら、任せられる。

2011.04.28(Thu) | next | cm(0) | tb(0) |

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