秘密 himitsu 真実 shinjitsu

めったにそんなお願いをすることはないのですけれど、どうしてもお声を聞きたかったのです。
いつもなら飲み込んでしまうのですが、無理を承知で一大決心、お願いのメールをすると、
意外なほどあっさりと、すぐにお電話をくださったご主人様・・・（笑）
逆に楓の方がすぐに出られる状況になく、30分もたってから掛け直す始末です。

ご主人様のお声は、こんなにも暖かくて優しいかったのか、と思うほど
冷たい風の中、携帯を耳に当てる楓を、すっぽりと包み込んでくださいました。
楓のどうしようもない悩みを叱ることもなく聞いてくださって、
しっかりご助言をくださって、何よりも安心をくださいました。

もしかしたらご主人様は、楓が勝手に考えているよりも、
近くに居てくださっているのかもしれません。
甘えてはいけないと、考えすぎていたのかもしれません。
いつの間にか、楓が勝手にご主人様との距離を遠く思っていただけかもしれません。
だって、楓が困っていればはすぐに助けてくださる、優しいお方だったのです、初めから。



ふふ、そんな風に思っては、また叱られるに決まっていますけれども（笑）

大丈夫です、ご主人様＾＾