秘密 himitsu 真実 shinjitsu

楓はなかなかそんな状況に慣れることができなくて、何度となくグルグルを繰り返し、
ご主人様に叱られながら、そしてさらに放置されて、たくさん泣いて少しずつ成長しました。
ご主人様にも、それからこの日記を読んでくださる皆さまにも、ご心配をおかけしましたが、
本当に最近はそういうことが少なくなったなぁ、と思います。

ご主人様の対応も少しずつ変わっていらしています。
少し前までは、限界と思われると声をかけてくださって、少しエサを撒いてくださったのですが、
最近はそんなことすらしてくださらず、チラリと水槽を覗いておられるだけという気がします。
それはきっと、少しは安心してくださっているしるしだと、勝手に解釈しています。

楓もいろいろ試行錯誤を繰り返しましたが、結局のところ、想いを我慢せず、
ご主人様にお話したいことはお伝えするに限る、ということを確信しています。
ですから、それがご主人様の目に触れていようといまいと、そんなことはおかまいなしで、
相変わらず毎晩ひとり言メッセを送り続けています。
たぶんいつかは目を通してくださる、という不思議な確信があるので、
楓にとっては、お伝えするだけで充分なのかもしれません。
あ、もちろん時にはどうしてもお返事いただきたい、と思うときもございますけれど、
お応えがなければ、自分勝手に結論して諦める、という強さも身につけました。
だって、もしそれが間違っていれば、叱ってくださるんですから。

何度も書いていますけれど、楓にとって、ご主人様は必要な存在ですが、
ご主人様にとっての楓は、必ずしも必要ではない、取るに足らない存在なのですから、
ご主人様がどれだけ放置なさっても、楓は諦めてお待ちするしかありません。
いくら構っていただきたいと願っても、叶わないからといってここを立ち去ることはできず、
ご主人様が「使うぞ」と仰るまで、焦がれてお待ちするしかないのです。
そう、けっして対等な関係でなどありません。


と、ちょっと悟ったようなことを書いてみたのですが、
本当のことを言うと、数日前からまた少し、寂しいモードに入りかけていました。
ご主人様がチャットにお顔を出してくださったとはいえ、まだ使ってはいただけそうになく、
それにその中で、ちょっと気になる言葉も目にしてしまったからでした。
（実はこれもまだお聞きできずにいます）
いつもお邪魔しているブログさまの記事に自分を重ね、自ら不安を煽ったりもしました。

そんな時、チャットでお話させていただくことは、寂しさを紛らわすのに最適で、
（ごめんなさい、実はお客様を利用させていただいているんです・・・m(__)m）
ちょっと眠い目をこすりながらも、楽しい時間を過ごさせていただくことに感謝しています。

その中で、あるＳさまから素敵な言葉をいただきました。