秘密 himitsu 真実 shinjitsu

ご主人様の負担になるようなことは慎まなければ、とは、いつも思うのです。

たぶん他のご主人様ならお叱りになるのではないかというような、
毎日グズグズと呟いてしまうご主人様へのひとり言メッセですが、
「目は通しておくが、無視するから構わない」とお許しいただいているのをいいことに、
我ながら本当に勝手なことばかり言っているなぁ、と思います。

ご主人様が知りたいとお思いにはならないような、つまらない日常のことも、
楓の家族のことも、友達とのやりとりなども、
そしてもちろん、ご主人様を大好きなことも、早く欲しいとばかり思っていることも、
本当はご主人様を目の前にすると、うまくお話ができないのですが、
のんびりとパソコンなどなさるご主人様の足元に居るような気持ちで呟くときは
とても素直な言葉が溢れてくるのです。

ときどきそれを我慢しようとして、よけいにグルグルとしてしまうこともわかってきましたし、
ご主人様に叱られない限りは、我儘をさせていただこうと思っています。

正直に言うと、全部は目を通してくださってなどおられないかもしれない、と思います。
お忙しいご主人様にそんなお暇があるわけのないことも知っていますし、
つまらない話に付き合ってくださるような方でないこともわかっています。
それでもそういう場所を与えてくださって、ほんの気まぐれにでも覗いてくださることを
楓は勝手に信じて呟いているのです。


そろそろ使ってやろうと思ってくださらないかなぁ・・・と思って、
勝手な予定をメッセに残しました。

お返事はありません。