秘密 himitsu 真実 shinjitsu

こんな楓が毎日ご主人様に残すメッセですから、楽しいものであるはずがなく、
ただの湿っぽい言葉の羅列になってしまいます。

それをお読みになるご主人様は、やはり楽しいはずもなく、
話をしてやろうなどと、お思いにならなくたって当然です。


今、ご主人様にとって、何が楽しいんだろう・・・

きっと今の楓は、ご主人様を楽しませてさしあげられる存在ではない・・・


楓がグルグルしてしまうのは、いつも同じことが原因です。

楓にはこんなにもご主人様が必要で、欲しくてたまらないのに、
ご主人様にとっての楓は、取るに足らない存在であるということを痛感するのです。

もちろん、それは初めからわかっていることで、
ご主人様は楓の存在など何も気になさることはなく、
「使おうと思ったときに使う」だけの存在であることが、
楓の望みではあるのです。

ご主人様が気になさっていないなら、それこそが楓のあるべき姿なのですよね。



でも・・・でも・・・

ごめんなさい　ご主人様

今日はいい奴隷じゃないですね。