秘密 himitsu 真実 shinjitsu

針は、新しく用意してきました。
消毒薬と、念のための軟膏は、楓が今まで使っていたものを持ってきました。
いつもの洗濯バサミのほかに、先日ジュディさんからいただいた、鳥さんの洗濯バサミも、
そして楓にとってはとても大切な鎖も、バッグに忍ばせました。
見た目はそれほどではありませんが、実はこまごまと大荷物・・・（笑）

本当のことをいうと、新しいクリピを楽しんでいただくために、
以前１度だけ着たことのある、穴あき下着に着替えていこうかな、
それから鎖も自ら付けていってしまおうかな、などと考えていました。
お弁当を買う前に、トイレに入ってまた悩んだのですが、
やっぱりなんだか気恥ずかしくて、結局やめてしまいました。

あれこれ楓が考えたところで、ご主人様のお好きなようにしていただくしかないのに、
考えてはやめて・・・無駄な時間ばかり過ごしてしまいます。

いつものようにデパ地下でお弁当を買い、エスカレータに乗ると、
ご主人様からのメールをいただいていたことに気づきました。
少し余裕のある時間に出たつもりでしたが、楓はいつも要領が悪いのです。
待ち合わせ場所まで少し距離があるので、もしかしたら楓の方が遅れてしまうかも、と思い、
慌ててお返事をしながら、人ごみをかき分けて行きます。

待ち合わせ場所に着くと、幸いまだご主人様はいらしていないようでした。
人が多く、端によけて待っていると、メールです。
お着きになったのだと思い、慌てて見回すと、少し後ろの方にご主人様の車が見えました。
慌てて駆け寄って、乗せていただきます。
人も車も多かったのだから、もっと手前でお待ちしていれば良かったのですね。
ご主人様にも少し叱られてしまいました。

でも、ごめんなさい、ご主人。
楓はご主人様を隣に感じただけで、もう他の事などどうでもよくなってしまっていたのです。
ご主人様の声すら上の空で、おまんこがドキドキしているのを感じていました。


ホテルの部屋に入ると、ご主人様は「メシが先だ」と仰いました。
楓が荷物を置いて、テーブルを片付けてお弁当を用意したりしている間に、
ご主人様は「ちょっと寒いな」と仰って、エアコンを調節なさったりしながら、
さっさと上着を脱いでハンガーに掛け、下着姿になると、バスローブを羽織られ、
お風呂のお湯まで入れに行ってくださいました。
本当に楓と来たら、いつもながら役に立たない奴隷です。

今日のお弁当は、２種類のおこわが入った和食弁当。
ダイエット中なので迷いましたが、やっぱり欠かせなかったデザートは冷蔵庫に入れました。
お箸と飲み物も用意して、楓は、脱いだ方が・・・？と迷っていると、
ご主人様はそのまま「舐めろ」と仰って、ソファに座って足をお開きになりました。

楓はうれしくなって、すぐにその間に入り込み、下着を下ろさせていただいて舐め始めました。
愛しいご主人様のペニス・・・舌に感じるだけで、楓のカラダ中が熱くなります。
その先を優しく舐め、少しずつ味わいながら、お口の中に入れていきます。
お邪魔になったのか、下着を完全に脱いでしまわれると、靴下も脱がすように命じられます。
つい習慣で足の指も舐めようとすると、「こっちが先だ」と仰って、
今回はペニス優先で舐めさせてくださいました。

ご主人様は今、ペニスで感じたい、と思ってくださっている・・・
楓が痩せようとがんばってきたことも、見ていただきたかったピアスも、
今のご主人様にはどうでもよくて、楓を｢気持ちよくなるための道具」としてみておられる・・・
楓はそんな風に思えて、なんだかとてもうれしくなりました。

楓はただ、ご主人様のお好きなように使っていただきたい、と思っていました。