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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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バスケットの中身
閉園時間までお散歩を楽しんだ後、海の帰りに寄ったホテルまで足を延ばしてくれた。
ほんの少しのドライブも、あちらこちらに桜を見つけて楽しい気分が続く。

お花見には、手作りお弁当のタッパーが詰め込まれていたバスケット。
食べきれなかったデザートと一緒に、無造作に布の袋を詰め込んで車を降りる。
もう楓は知ってるの、その中身。

「すぐ忘れちゃうんだな」 と叱られながら、舐める。
夢中になるのだけど、きっと自分勝手なのね、いつも。

「こうしてやらないと上手にできないんだよな」
スルスルと解ける音がして、後ろに回された手首に縄がかかる。
二の腕に、胸に、きつく締め上げられるたびに鼓動は速くなる。
少しずつ、こうされることに慣れてきた。

「そうだよ、ほら上手になった」
上手になるのは、その姿勢から喉が開くからかもしれないね。
最近は少し目を開けて、見上げながらすることもできるようになった。
恥ずかしがらなくてもいいと教えてくれたから。

脚も折りたたまれて縛られた。
身動きできないままベッドに転がされ、縄で打たれる。
ベッドに顔をうずめたまま悲鳴を上げ続けるけれど、
「もうやめるか」 と問われれば、首を横に振ってしまうのだ。

仰向けに転がされて、胸も打たれる。
ズボンから抜いたベルトで、初めは試すように。
加減してくれていたのだと思うけれど、縄と違う音が次第に大きく響く。
もうすでに噛み痕のついていた乳房に、乳首に、繰り返しベルトが当たる。
怖くて、痛くて、「怖い・・・いや・・」と叫ぶけれど、終わらない。

でも、その次に口走っていたのは、「もっと・・・もっと・・・もっとして・・・」
そして、急に自分がおかしくなっている、と気づいてしまった。
涙が溢れだす。

なんでこんな酷いことをされているのに、気持ちは暖かくなってるんだろう。

打つ手を止めて、熱をもった皮膚に当ててくれる。
受け止めてくれる胸、静かに縄を解く手の暖かさを、楓はもう覚えてしまった。

2011.04.10(Sun) | next | cm(0) | tb(0) |

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