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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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約束
ご主人様との間には、何の約束事も無い。

誓約書を交わしたわけでもないし、
もとより楓が勝手にこの籠の中に居座っただけのことだ。
扉は開いているから出入りも自由だと言われたのに、
楓が駄々をこねたから、笑って鍵をかけてくださったけれど。

帰り際には「またな」と笑ってくださるけれども、次を約束したことはない。
それでも次がない、と思ったことはない。

嫉妬も束縛したいというような思いも持たない、都合のいい奴隷になったはずだ。
ご主人様にはとくに不都合がないはずだし、捨てられる理由はないと勝手に思っている。
まぁ、飽きてしまわれたかもしれないとは思うけれども。
だけどご主人様は仰ったのだ・・・「飽きても捨てることはない」と。


あるS男性からメッセージをいただいた。
楓さんの主とは違うと思うが、という前置きはあったけれど、
その方は、放棄したことがある、ということだった。
ある期間、連絡がなければ「見えない首輪」は溶けてしまったと思うよう、
飼っていた奴隷には言い聞かせていた、という。

正直、そのメッセージには息が止まり、勝手に涙が溢れてきた。
楓はご主人様からそんな約束事をいただいた覚えはないけれども、
そんな終わり方をすることが、本当にあるんだ・・・
楓のも、そんな風に溶けてしまうのか・・・

ご主人様は、ピアスを外すな、と仰ったことはない。
でも・・・やっぱり楓からこのピアスを外すことはできない、と思っている。
ここを貫いたのは、ご主人様なのだ。
ご主人様はその手で、左の乳ピも十字にしてやる、とさえ言ってくださったのだもの。


1ヶ月ほど前、ご主人様はちょっとお茶目な2文字を返してくださった。
その少し前には、「また時間を作ってやる」とメッセを残してくださっていた。
前回、使っていただいた時は新記録だったけれど、まだその時ほど間隔もあいていない。
ただ、楓がこんなにグズグズ言っていれば、以前ならもう少しお話していただけたのに、
最近は短いお返事すらいただけないものだから、不安ばかりが募ってしまう。

でも・・・そう、よく考えてみれば放置といってもまだその程度のことだ。

ご主人様は少しずつ、少しずつ、楓を遠くに置き去りにしていく。
そしてきっとまた、突然に拾い上げてくださるのだ。

約束なんてない。
ただ勝手に楓が信じているだけのことだ。
それがご主人様の飼い方なら、楓はそれに馴れていくしかない。

ただ、もう少し心安らかに居られる方法を探さなければ、と思っている。

2010.08.14(Sat) | slave | cm(0) | tb(0) |

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