秘密 himitsu 真実 shinjitsu

いつもの待ち合わせ場所には、お弁当などを買ってもまだ早い時間に着くことができました。

楓はデパートのトイレに寄って、バッグに忍ばせていたものを取り出しました。
それは前回、せっかく用意したのに、時間がなくて着替えられなかったもの・・・
３点セットで買ってあった、白のＴバックでした。

買った時と比べると、少し余分なお肉のついたおなか周り・・・
初体験のＴバックをなんとか穿くことは出来ましたけれど、体を捻ってお尻の方を見れば、
むしろ気になるのは、それほど肉厚ではないくせに垂れたお尻と、太い腿でした。
うんざりした気分になりましたが、それでも一度はご主人様に見ていただきたかったので、
カラダ作りを怠ったことを反省しつつも、迷わずジーンズを穿きました。

待ち合わせ場所につくと、ちょうどご主人様からメールを受信しました。
到着されるまでにはまだ少しあるとわかりましたが、慣れない下着もムズムズしてしまうので、
楓はそこで静かにお待ちすることにしました。

しばらく使っていただいていなかったものですから、お逢いすることも気恥ずかしく、
お待ちする時間もなんだか落ち着きません。
お持ちするようにと指示された布団針・・・前回、与えていただいた痛みを思い出します。
今度こそご主人様の手でCrossにしていただけるのだと思うと、おまんこがきゅうっとします。
あれこれ想像していると勝手にカラダは熱くなっていて、なんだか恥ずかしくなり、
ふと見上げると人ごみの中にご主人様の姿を見つけました。

いつもより近い位置を歩きながら、なんだか照れくさくて、ちょっと饒舌だったかもしれません。
買ってきたお弁当のことや、針やピアスのこと、オフ会のことなどをお話すると、
ご主人様は笑いながら仰いました。

----　だからちゃんと間に合わせてやっただろう？