秘密 himitsu 真実 shinjitsu

楓は、ムリしていたつもりも、がんばっていたつもりもなかったのですが、
なかなか与えていただけないご主人様とのお話のチャンスを逃したくなくて、
いつの間にか、お待ちすることに必死になっていたのかもしれません。
自らを可哀想な奴隷に仕立て上げ、悪いことばかりを考えて、
一人でつらくなっていたのかもしれません。

先日、お待ちしない宣言をしてからも、結局ほとんど変わらないペースで、
ご主人様へのひとり言でご報告を続けています。
ただ違うのは、お伝えしたいことだけ勝手に喋ったら、一旦ほかの作業をすることにして、
メッセからなるべく離れるようにさせてただいている、ということです。
といっても、本当のことを言えば、万が一、ご主人様からのご連絡があるといけないので、
時間が開いた場合などは、眠る前にもう一度繋いでみたりするのですけれど（笑）

昼間も時間があるとつい覗いていたメッセですが、意識して開かないようにして、
（意地を張っているわけではありませんが、意識しないとすぐ開いてしまうのです＾＾；）
『待っていない』ということを自分に言い聞かせるだけで、なんだか楽な気持ちになりました。

普段の暮らしにも、少しずつですが明るい気持ちで向かえるようになってきています。
つまらないことですが、諦めていたことも再開してみる気持ちが芽生えています。

詰まるところ、楓はいろいろなことに対して前向きになれなくなっていたのだと思います。
ご主人様が、その変わらないお姿を見せてくださったおかげで、
後ろ向きで、下ばかり見ていた自分に気づくことが出来ました。


奴隷として、ということではありませんが、ご主人様からひとつお褒めをいただきました＾＾
楓が少しでもお役に立てたなんて本当にうれしくて、またひとつ元気になりました。

ありがとうございます。　ご主人様。