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秋野 楓

Author:秋野 楓
奴隷としての日々を綴り始めたブログでしたが、今はもっと素直な想いを書いています。
かなり熟しておりますが、意外に純です。
よろしくお付き合いください。

TwitterのIDはこちらです。 @akinokaede

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待つことなく
------ ご主人様

そう言ったきり、言葉が続けられませんでした。

いくらでもお話したいことはあるのに、いつものようにお話できませんでした。
ご主人様にお許しいただいている、いつものひとり言メッセには、
楓の日常も、ご主人様への想いも、楓のいやらしい妄想も、
何でも好きなようにお伝えしていいことになっています。

ご主人様がそこにいらしても、いらっしゃらなくても、
楓はご主人様の足元に座っているつもりで、毎日語り続けています。

それはきっと他人には笑われるような、もしくは悲しい姿に映るようなことかもしれません。
でも、楓にとってはその時間が、一日で一番心休まる時間なのです。
その日あったことをご報告したり、思ったことをお伝えして、
ご主人様が気まぐれにお返事を返してくださることを祈りながら、
お友達のブログ巡りをしたり、お手入れや、いただいたご命令を実行したり、
また時にはそのまま眠り込んでしまったりします。

ご主人様をお待ちしてはいけないと言われています。
待てばつらくなるからだ、とご主人様は仰いました。
ですから楓は、勝手にお話をしてしまうだけで、特にお返事が欲しいとき以外は
あまり気にすることもなく、そのままご挨拶もせずに眠ってしまうこともあるくらいでした。
ご主人様が、楓の毎日を知ってくだされば、それでいいと思っています。

でも、正直に言えば、やはり楓はいつでもご主人様をお待ちしていました。
気にかけていただきたくて、いろいろなことをお話しているのです。
嘘を言うことはありませんが、それってなんだかイヤラシイな、と感じてしまいました。


昨夜はそんなことを考えて、なかなかメッセに入れませんでした。
そしていつものように「ご主人様」と話しかけた後、言葉が続かなくなったのです。

ぼんやり画面を見つめ、勝手に流れ始めた涙に気づいて、ティッシュに手を伸ばしたとき、
ご主人様のメッセが返ってきました。

---- なんだ

ご主人様は、楓のグルグルを知っておられたのかもしれません。

楓が正直な気持ちをお話しすると、いつものようにお笑いになりました。


---- あはは ごたくの多い奴だ

2008.10.07(Tue) | slave | cm(0) | tb(0) |

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