秘密 himitsu 真実 shinjitsu

気遣っていただく必要のない、「どうでもいい存在」になりたい、と言ったばかりなのに、
矛盾したことを言っているのはわかっています。

メッセも、ここも、見てくださってはいないのかもしれません。
いえ、見てくださっているとしても、必要ないとお思いだから、お返事をくださらないのでしょう。

それでいいのです。
楓はそれだけの存在です。

だからといって、楓に何ができるわけでもないこともご存知です。
ご主人様から離れることなどできないことも、
ご主人様のペニスを忘れることができないことも、
ご主人様にはわかっているのです。

だからお返事をくださらない。

わかっています。

それでも楓はここに居るより仕方ありません。
そして、ご主人様のたったひと言で、尻尾を振って脚を開くのです。

楓はそんな女です。