秘密 himitsu 真実 shinjitsu

２つ付けたピアスは、その重みと、長めのバーベルがクリを常に引っ張り出しているため、
敏感な部分がずっと晒されていることになり、下着に当たったままの状態です。
その感覚に慣れてしまうことはなく、楓はこの数日、ずっと感じ続けていました。

朝に晩に、ご主人様へのメッセでも、そのおかげでずっと欲しくてたまらないことを
訴え続けていましたが、ご主人様はやっぱり知らぬ顔です。
きっと笑って見ておられるのだろうと思いますが、どうすることもできません。
楓はただ、感じるクリをさらに引っ張り、バーベルを回したりして拡張を進めていました。


先日、拡張後に付け替えるため、注文していた１０Ｇのサーキュラーバーベルが届いたので、
さっそく付け替えることにしました。
でも、その前につま楊枝も試してみなければいけません。

昨夜、ご主人様へのメッセを立ち上げ、楊枝と１０Ｇを試すことをお知らせして
さっそく新しいピアスと、つま楊枝と、消毒液と軟膏を用意しました。

重ね付けしていた１４Ｇのバーベルをはずし、ぽっかりと開いた穴を確認します。
意外とすぐに埋まったりはせず、穴が拡張されたことを感じます。
急いでつま楊枝を消毒し、軟膏を半分くらいまで塗りつけて、穴を広げて挿し込みました。
尖がった先でクリを刺してしまわないように気をつけながら、
トンネルの向こう側に先が出てきて、第一段階はクリア。
思い出して、携帯で写真を撮りました。

でも、この前もそこまではできたのです。
楊枝の太くなったところからが入っていかないのです。

サーキュラーバーベルを引っ張って、穴を広げながら、楊枝を回していきます。
安物の楊枝ですから、表面がトゲトゲしている気がして、怖いのです。
軟膏を少し足して、ゆっくり回して押し込みます。

クリの表面ではなく、内側から擦られる不思議な感覚・・・
痛いのか、感じているのかわかりませんが、腰が震えてきます。
小さく喘ぎ声が漏れ、気づくと真ん中くらいまで通っていました。
一息ついて、また写真を何枚か撮りました。

ピンク色に色づいて、ぷっくりと膨らんだクリは、我ながらなんだか可愛くて、
指先でそっと触れると、また小さく声が漏れてしまいます。
少しの間、その感覚に酔い、先に進めなければ、と思い直して再開しました。
痛くて、軟膏を足しながら、楊枝を回して通していきながら、
ご主人様は、楽しんでくださるかしら、と思い、途中の写真も撮りました。

痛いのか、気持ちいいのか、よくわからないまま、
ようやく最後まで通すことができました。


楊枝の通り過ぎた穴は、やっぱりすぐには埋まらずに、
何かを欲しがっているように見えました。